「 って・・なんで橘君がここに」

「アンタこそ・・何で?」


 「ここは私のお気に入りの場所。
風が気持ちいいし 先生にもばれない」

「ふーん  要は絶好のサボり場ってこと。」


 「橘君こそサボりでしょ  まだ四時間目終わってないよ。」
腕時計を見ながらそう言った。

「まあ そうなるな」

彼はそう言葉を返して 大きく伸びをする。