次の日
今日は少し早く目が覚めた。 キッチンへ行くとやはり 誰もいなくて、
一人で朝食を食べる。
  

 パンをかじってると、テーブルの隅にメモがおいてあるのに気づいた。
メモ用紙を開いた。

--あ  母さんの字だ。




――奏へ――

お母さん 仕事でしばらく家に帰れないから、
 お弁当 自分で作ってね?
あんた  料理作れるでしょ。

 お姉さんも大学遠いから  って 近くのアパートで一人暮らし
するみたいだから。

お父さんは当たり前だけど 外国にいるからね(笑

   じゃあね。 しっかり勉強しなさいよ。

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読み終わると私は メモを再び折って元にあったところに戻す。


ー…ふーん  じゃ  私しばらく一人ってことか。
別に寂しくもないし いいか。 いつも一人みたいなもんだし。


   
「ーって・・お弁当作らなきゃ」



 私は好物のサンドイッチを作り バスケットに入れた。


今日からはしばらく 自分で作らないといけないし・・
今日と同じくらいの時間に起きないとなぁ・・



 身支度を済ませて お弁当をバッグに入れて学校へ向かった。