と、思うのに瞳子にキスする姿を見て嫉妬してしまうんじゃないかという心配もある。
娘に心配するママなんて可笑しいよね?
それに瞳子がいつかパパと結婚したいと言うようになった時も、私は拓斗さんは瞳子に譲らないと本気で言ってしまいそうだよ。
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「明日また来る」
「待ってます」
「それより明日は串田も連れてきていいか?串田が優子さえよければ来たいと言っていたんだが…」
「串田さんなら大歓迎ですと伝えて下さい」
車まで、最悪入り口まで見送りたいと言った私だけど駄目だと言われ病室の入り口までに。
そんな私に何度も振り返ってくれる拓斗さんの優しさに幸せを噛み締めて、背中が見えなくなるまで手を振り続けた。