「もうちょっとライト暗くしませんか?」
「これでも充分暗いと思うが」
これで暗いと言うなら拓斗さんが明るいと感じるのはどこからなんだろう?
「いい加減諦めろ」
と音を経ててお風呂場に入ってきた拓斗さんは、タオルを巻いているけどほぼ裸で。
そんな姿を見ているのが恥ずかしくなり私は自分の膝に視線を向けた。
「恥ずかしいのか?」
「当然です」
拓斗さんとお風呂が恥ずかしくない訳がないよ。
お風呂はその裸で入る訳で、そのだからえーっと…
拓斗さんに裸を見られるのは今までにも沢山あったけれど、お風呂はその時とはまた違ってくる。
「向き合うように入るのか?まあ、俺としてはそれでもいいが」