昨日拓斗さんとした電話から変な事ばかりを考えてしまうんだもん。
拓斗さんと知らない女の人が微笑みながら、手を繋ぎ話している光景とか色々。
「またお腹大きくなったんじゃない?」
「うん」
「それじゃ、青葉ちゃん。優子をよろしくね」
お母さんに見送られながら玄関先に止めてある青葉の車へと乗り込む。
「シートもっとさげる?」
「大丈夫だよ。ちょうどいいから」
青葉の愛車は赤色の車でとても可愛い。
車内の匂いもフルーツの匂いがするし、青葉の好きなキャラクターでいっぱい。
シートもハンドルもこのモコモコもそのキャラクター物。
いかにも女の子って感じ。
「運転って楽しい?」
「楽しいよー」