「だ、ダメダメ!」
「お父さんアドバイスする」
そういう意味じゃないってば!
確かにアドバイスはしてほしいけど、メールを見られるのは絶対にイヤ。
「駄目ったらダメ」
そう言って私は携帯を取ってガバッと毛布に潜る。
とにかくメールを見られる前に、と画面に視線を移すと…
えっ。
そこには送信完了の文字。
もしかして誤って送っちゃった…?
「お父さんのばかぁ!」
「ゆ、優子!?」
結局、あれだけ悩んで拓斗さんに送ったメールは…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
拓斗さんおやすみなさい
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たったそれだけの言葉だった。