マンションのエントランスを抜けて外へ出た。
生暖かい風が頬を撫でる。今は4月中旬で私にとって穏やかな春の匂いや景色は好き。
ちょっと早めに出たしゆったりペースで行こう。
何て考えながら道端に咲いてる色とりどりの花を見てた。
ベランダでガーデニングでもしよっかなぁー
ブツブツ考えてるとバス停に着いた。
バスを降り、少し歩いて駅前に着くと近くのベンチに腰を降ろした。
ーブーーブーーブー-
ケータイが鳴り、着信の相手はヒロさん。急いで電話に出た。
「もしもし?」
『今どこにいますか?』
「駅前のベンチにいます」
『あ、いた』
そんな声が聞こえきて思わずキョロキョロ周りを見渡した。
「どこにいますか?」
中々見つけられずにいると
『こっちです』
声がする方に顔を向けると何とも爽やかに手を降ってるヒロさんがいた。
ん?何故ひとりなんだ?
「待たせちゃいましたか?」
「いえ、少し前に着いたからそんなに待ってないですよ」
「なら良かったです」
またも爽やかに微笑んだ。つられて私も微笑むと
ん?何か忘れてる。
ハッとして、菜々さんがいると思っていた私はヒロさんに
「菜々さんは遅れて来るんですか?」
「今日は2人だけですよ。」
.....。
「え!!??」
「菜々に用事ありましたか?」
「無いですけど、2人って大丈夫なんですか?」
「あぁ。その事なら心配いりません。」
「そ、そうですか。」
「では行きましょう。すぐそこに車止めてあるので」
何とも複雑な気持ちで、駅前のパーキングへ行き車に乗り込んだ。
生暖かい風が頬を撫でる。今は4月中旬で私にとって穏やかな春の匂いや景色は好き。
ちょっと早めに出たしゆったりペースで行こう。
何て考えながら道端に咲いてる色とりどりの花を見てた。
ベランダでガーデニングでもしよっかなぁー
ブツブツ考えてるとバス停に着いた。
バスを降り、少し歩いて駅前に着くと近くのベンチに腰を降ろした。
ーブーーブーーブー-
ケータイが鳴り、着信の相手はヒロさん。急いで電話に出た。
「もしもし?」
『今どこにいますか?』
「駅前のベンチにいます」
『あ、いた』
そんな声が聞こえきて思わずキョロキョロ周りを見渡した。
「どこにいますか?」
中々見つけられずにいると
『こっちです』
声がする方に顔を向けると何とも爽やかに手を降ってるヒロさんがいた。
ん?何故ひとりなんだ?
「待たせちゃいましたか?」
「いえ、少し前に着いたからそんなに待ってないですよ」
「なら良かったです」
またも爽やかに微笑んだ。つられて私も微笑むと
ん?何か忘れてる。
ハッとして、菜々さんがいると思っていた私はヒロさんに
「菜々さんは遅れて来るんですか?」
「今日は2人だけですよ。」
.....。
「え!!??」
「菜々に用事ありましたか?」
「無いですけど、2人って大丈夫なんですか?」
「あぁ。その事なら心配いりません。」
「そ、そうですか。」
「では行きましょう。すぐそこに車止めてあるので」
何とも複雑な気持ちで、駅前のパーキングへ行き車に乗り込んだ。