ープルルル プルルル プルルル




ーガチャ

「…はい、もしもし」

電話で起こされて誰かと思い出ると

『桃さん?寝てましたか?』

「はい。でも大丈夫です。それより、ヒロさんどうしたんですか?」


一体どうしたんだろう?
ヒロさんとお店ではよくお話するけど電話なんて初めてだった。


『すみません。起こしてしまって。今日って予定ありますか?』

今日はお休みで予定も入れてないな

「予定は今の所入ってないですけど、何かあったんですか?」

ちょっと不安になりつつ聞くと

『いえ、特に何があるわけではないんですが、今日お時間頂けないですか?』

「へ?」

『やっぱりダメでしたか?』

「いえ、そんな事はないです。わかりました。」

『良かった。じゃぁ、3時に駅前で待ち合わせでいいですか?』

「はい」

『では、また後で』

ープツッ ツーツーツー


何だか良くわかんないけど菜々さんもいるんだろう。

てゆか、さすがに2人はないよね。

何て考えてたら眠気も吹っ飛んだ気がした。

「はぁー、シャワーでも浴びよう」


とにかく落ち着こう。

着替えを持ち、お風呂に向かった。