手紙を書いてから一週間経った。 私の病態は悪化。 息が苦しい。 嗚呼、私死ぬんだ。 最後に、竜に会いたかったな。 …なんて。 私、わがまま過ぎ。 「お、母さ…っ」 「千里!千里ぉっ」 「泣かな…でっわた、し…はぁっ……お母…んのこと…っ」 ──大好きだよ そして、私は意識を手放した。