空の消えた空間を見つめながら放心状態。

 そこに悟さんがきた。

「空の部屋、勝手に決めちゃってごめんね。1番奥の部屋、空いてるみたいだったから…。」

「それはいいんです。」

 私が聞きたいことは、空は悟さんの息子…?

「空。あんなんだけど、意外としかっりしてるんだよ。」

「…悟さん。あの人が…会わせたいって言ってた人?」

「そうだよ。」

 やっと平常心が保てそうだ。

 まさか、こんなところで再開するなんて思わなかった。

 悟さんは、「空が落ち着いたら紹介する。」って言ってたけど…。