いつものあれだろう。

 そこらへんの男を家に呼んで、そのまま眠りについたとかなんとか…

 だけど、そこに私を巻き込むのはやめてほしい。

「開けるよー?」

 …!?

 プライバシーとゆうものが、母のまわりの人にはないのだろうか…

 ドアノブが回って、開く。

 来ないで!!

「もぅ、昼だぞぉ?」

 そんなのわかってるから、出てって!!

 心の中で叫んでたって、伝わるわけがない。

「おーぃ。」

 近づいてくる足音…やだ…。

「来ないでください…ほっといて…。」

 とっさにそう言ったのが聞こえたらしく、足音が止まった。