「早く帰る支度をしろっ!!!!!!」


「はいっ!!」

もう少し優しかったら1発で好きになるのになぁ……


私はあり得ないけど!!!!




階段をあがっているとき皆の刺さるような視線があった。
たぶん王子と話していたからだと思う。だって、その視線は女の子達からのだったんだもん。


教室に行って帰る支度をしていると、優奈がやっと起きて聞いてきた。

「帰るの??なんで???」


「急用かな…??」