「おはようございます。飛鳥様。」

私は、男に合わせて頭を下げた。


私の目の前で飛鳥様と呼ばれる女性の足が止まった。


「頭をお挙げなさい…」
優しい声でそう言われた。


頭を上げると、目の前にさっきの女性の顔があった。


「私は、飛鳥です。この、佐喜の叔母です。貴女は、亜美嬢よね??これから城内に入られるなんて大変だと思われるけど、頑張って下さいね!!!」