よっと放心している女子の群れを掻き分け、連香の元へ。


「い、今沖津のヤツ、幹居の事呼び捨てにしたよな………!?」


「えっ?あの2人って仲良かったっけ?」


「いいや……オレ、話すらしてる場面見た事ねぇけど」


好き勝手言ってるクラスメイトは無視して、連香の腕を引っ張った。


「え!?ちょっと何………」


「弁当一緒に食おうぜ、連香」


「ハァーーーー!?」


混乱する連香だったが、オレにとっちゃあコイツだけが頼みの綱。


そのままムリヤリ、廊下から連れ去った。


「「「「イヤァァァ~~~~!!」」」」