何度拒否反応を示そうが、ウジャウジャ寄って来る女子のせいで、男子にまで睨まれる始末。


女の昼食のお誘いと、男の嫉妬の光線から逃れたくて、知良と紅に声をかけた。


「なぁ、弁当一緒していいか?」


「あーー今日はムリ!2人で食べる日だからさ☆」


「頑張ってね~~~★千梨!」


………紅!!テメェ語尾の星が黒いぞ!!


サッと教室から消えた知良・紅カップルを、超白い目で睨んだ。


「千梨ーーー」


「食べようよ~~~~」


「だからムリだって――――…」


大声で怒鳴り散らそうとした時……廊下に目が行く。