急いで前を向き直し、メッチャアッツイ顔を見られない様に隠した。


「へっ?千梨?どうしたの?」


「イヤ何でもない!幹居、機嫌なおったからもう気にすんな!!//////」


ウワウワウワウワ!ヤバイ!!


女子に呼び捨てされるのなんか普通の事で、紅も含めクラスメイトの女は殆どオレを“千梨”と呼ぶ。


だけど幹居に呼び捨てにされると、ドクドクと心臓が暴れた。


「そう……?良かった…ありがとう千梨」


チラッと見えた幹居の顔は、穏やかに微笑んでいた。


「ああ……//////」


さすがだ…やっぱり光ってる。