真っ赤な美少年をジッと見つめると、彼はもっと顔を赤くして、頭を掻く。


不思議だったけど、早くしないと紀右達が家で待ってるのを思い出した。


「じゃあ、私お菓子買うので、さようなら……キャッ!?」


軽く手を振り、コンビニに入ろうとしたのに…………手首を掴まれ、進めなくなった。


「あのさ!オレ買い物終わるまで待ってるから、一緒に帰らねぇ!?」


振り返ると……暑くないのに赤面してる美少年に提案された。


え?えええ?一緒に!?


なぜこの人は私と一緒に何かしたがるの!?


「でも家、別方向じゃないですか?」