「へ?なんで?
知り合いなんでしょ?」



「は?

ちがうちがう!
知ってるだけよっ。

だってその人、すごく有名な人よ?」



「えっ……。
そ、そーなの?」


「当たり前じゃんっ!

もしかして、美姫知らないの?」



「あはっ。全然……。」



「うわぁ…情報なさすぎ…。」


「あはは。」

「まぁ、多分、その人の名前は
碧木時雨(あおきしぐれ)。

学年は3年生。
クラスは……多分、5組か4組だった様な……。」



「へぇっ。詳しいねぇ。」



「これぐらいみんな知ってる事よ。」