嫌な予感がして、後ろを見たら。 ……夏くんが。 夏くんが、倒れてて。 夏くんが車に轢かれた、って理解するのには そう時間は かからなかった。 それと同時に、私は怖くなった。 急に、手が冷たくなった。 さっきまでこの手は夏くんと繋いでいて、とっても温かかったのに。