そう、あたしには、こんな風に話せる機会がなかった。


アッキ-にもこのことは話せないでいた。


「兄貴にちゃんと話してやってよね、俺だけ知ってたら殺される。」



「うん。今日ちゃんと話すよ。」


「二人ともありがとう。少し気持ちが楽になったよ。」



「いい、いちごちゃんは悪くないの。分かった?」



「ありがとう依ちゃん」



「なんか悔しいなあ、なんでそんな仲良くなってるんだよ。


 さっきだって抱きしめる役は普通俺じゃん?」



「守貴さんに殺されたいの?

 
 いちごちゃん気をつけてコイツいちごちゃん狙いだから。」