「さて、記念にシャメ撮ろうぜ。携帯貸して。」


グイッと肩を抱いてツ-ショットを撮る


カシャ♪


「結構良く撮れてるよほら。」


「あ、ホントだ。」


この人ホントかっこいい。顔も小さいしまつ毛長い。

私の顔びっくり顔で、撮り直したいけど。まあいいか。


「待ち受けにしとけよ。男よけになる。」


カチカチと手なれた様子で設定をする。



「あ~!!ちょっと勝手に携帯いじらないでよ。」

あわてて取りあげるけど、



「お、来た。登録。小畑いちご。」


「あ-ちょっと勝手にもうっ!」


「俺のは登録したから。何かあったら呼んでな。

 特に、スト-カ-とか困った時は絶対呼べよ。」



そうか、色々心配してくれてるんだ。


そういえば、こんな風に心配してくれる人なんていなかったなあ。