涯の弱々しい笑顔、

「うん、わかった」


明日は、安西さんの



―――49日、か


屋上を出るとき、振り返らず涯にいった、


「一人で泣いちゃ、駄目だよ、涯」



そう言って、
あたしは家に帰った