「がっ、涯……?」

涯が、目の前で
一筋の涙を流した

「はじめて……はじめて、
唯が死んでから…泣いたっ」

そう言って、涙を流す涯、

「蒼が、言う、“涯”が、唯とかさなった……」


「なんで……死んじゃったんだよ……ッ」



気づいたら、あたしも



泣いていた