ねぇ…旭?
どうしてあの時あなたは
私を救おうとしたの?
どうしてあの子じゃなく
私を選んでくれたの…?



-8月---

「あっつ…
なぜ、こんなに外は
輝いてるんだろう…」

熱く突き刺さる太陽が
私の頬を赤く染める。

はぁ…

ため息一つついて
駅に向かう。


「りのー!!!!
おつかれー」

遠くからゆきの声。

「おつかれー。
さて、今日はとりあえず
3いけばいーかな」