重い体を起こして
煙草に火をつける。
ほろ苦い煙が私の肺へと
ゆっくり入っていく。

このまま体を煙で覆って
むしばんでいけば
いいのに…なんて
考えながら携帯を打つ。

-送信ボックス-
DEAR:☆ゆき
ー本文ーーーーーーーーーーーー
おはよー★
いいよ!
じゃあ13時に駅で!
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よし準備しなきゃ。
私は、今日もこの体を
汚い親父に捧げる為
ゆっくりと準備をする。

なぜ?
どうしてこんな事?
世間の大人達は
軽蔑をするだろう。
なぜ?と聞かれても
自分でもわからない。
どうして?と聞かれても
何も答えたくない。
なぜなら大人など
最初から信じてないから。