薄暗い部屋。
外の綺麗な空気など
私には必要ない。
「次はいつ…?」
あなたが吐き出す
ほろ苦いタバコの煙が
私の心までもキレイに
染めていった。
「どうして…?」
常に、疑問ばかりが
頭の中にあるのに
あなたの事を考えると
疑問とは少し違う
甘く苦い複雑な気持ち。
涙だけがほおを伝わり
手のひらをぬらした。
あなたのたくましく
鍛えられた二の腕に
抱かれている時間は
嘘でもなく私の中の
汚い世界とは裏腹に
淡い夢でもなく
まぎれもない現実で。
「また会えるよね…?」
「いつかはね」