「いやだ……まだ…なかに…いるの…パパとママが…」 「危ないから。お母さんとお父さんとはまた会えるから…。」 そう言って家に戻ろうとする私を 救急隊員の男性は引き止めた。 炎で真っ赤に染まる家を背に…。