キャーーー!! 突然廊下から叫び声が聞こえて、真っ先に飛び出していったのは… 月森だった。 びっくりして動けなかったけど、周りの声で我に返り、俺もすぐに教室をでた。 そこで、俺が目にした物は… 燃えている教室。 炎を目の前にしている月森は硬直状態だった。 体はガタガタと震え、炎を通して何かに怯えているように目に涙をためている。 そんな月森に俺は走って近づいていった。