俺が今まで付き合ってきた女は数知れず。 だけど、一度だって好意を持ったことはない。 好きでもない女に告られて、テキトーに付き合って、やっぱり何も気持ちが変化を持たないから別れる。 そんな毎日の繰り返しだった。 家庭の事情で何度も転向した。 そのせいで、友達と呼べる友達がいなかった。 妹の春菜は小さい頃から少し病弱で、そのためにあちこちを転々としていて今回ここにくることになった。