そんな最悪の考えが頭をよぎる。 いけない、いけない。 そんなことを思っていたら、その通りになってしまう。 首を横に振って、よけいなことを考えるのをやめた。 ーーーーーーーーーー ーーーーーーーーー ーーーーーーーー 「席につけー、LHR始めるぞー。」 担任の先生が号令をかけると同時に、ざわざわとしていた教室を静かにさせる。 「えー、さっそくなんだが、転校生を紹介する。2人とも、入ってきなさい。」