そう言ってくれる事が嬉しくて、込み上げてきた涙が、洪水のように溢れて止まらなかった。 ーーーーーーーーーー ーーーーーーーーー ーーーーーーーー 落ち着いて、涙が止まるまで、片瀬くんはずっと待っていてくれた。 「やっぱさ、俺の事嫌いでもいいから、家に帰ってきてくれないか?」 少し申し訳なさそうに片瀬くんが言った。 【片瀬くんの事、キライじゃないよ。】