裏切られた気持ちと、さっきのお茶のせいで、心はぐちゃぐちゃ、のどはヒリヒリする。


辛い気持ちを抑え込んで教室に戻った。


午後の授業で私は祈っていた。



祈る原因は声。


出そうと思えば出せるけど、あまり長時間は話せない。


だから発表だけは、どうしても避けたい。


でも、私のその願いとは裏腹に私は先生に指名されてしまった。



「月森。この問題の答えを言いなさい。」