何の疑いもなく私は、お弁当を食べている途中で水筒に口をつけた。 次の瞬間、のどに激痛が走った。 「…っっ!!??」 のどの痛みを必死にこらえながら口を押さえて教室を出る。 水道の蛇口をひねって、何回もうがいをしているうちに、何とか痛みは引いた。 一体何が起こったのか理解できなかった。 ただ言えるのは、水筒に入っていたお茶は、あきらかに普通のお茶ではないこと。 『…なんでっ!』 声がかすれてうまく話せない。