ーーーーーーーーーー ーーーーーーーーー ーーーーーーーー ショックで声が出なかった。 月森はあの家に帰ったって言うのか? 勢いよく階段を駆け下りて、リビングの扉を開けた。 「母さん!!こんな物が…机に…。」 先程見た紙を母さんに見せた。 すると母さんの表情もすっと消えて、顔も色を失った。 明るいはずの部屋が暗い闇に包まれた午後の日。