俺は自分勝手な人間だから、知らないうちに人を傷つけているんじゃないか…って。


俺のことが嫌いって聞くのが怖かったんだ。


俺は弱い。


1人の人間としても、男としても。






こんな自分が情けないくらいに…




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夜、月森がいないときに母さんに呼びだされた。


「慧、最近笑美ちゃんと何があったの??」


「別に。関係ねぇよ。」


少し苛立った口調で返してしまって、はっと気が付く。



だが時すでに遅し。