叔母さん達の家にいたときは優しくされるのに慣れていなくて、私はそこで言葉が出なくなって黙り込んでしまった。



「さぁさぁ、2人とも!朝ご飯食べて早く行かないと遅れるわよ!!」



そう言われて、食べるスピードを少し速める。



「あ、そうだ。月森、今日一緒に帰れそうなないんだ。委員会の仕事があるから…」


「そうなんだ。分かった。先に帰っとくね。」



笑顔を作っていた一方で、少し期待を裏切られたような残念な気持ちになっていたことは秘密だ。