「なにそれ。・・・お前なら俺のジャージが着たいからって言ってくれんのかと思ったじゃん。」
「彼氏がいるのにそんなこと言えるわけないでしょ。」
「いなかったらい言ったんだ。」

妙に意識してしまう言葉を言ってくる彼・・・。

「な/////!!!いなくても言ってない!////」
「いなくても・・・嘘でも言って欲しかったなー・・・。」

な・・・なによ!急に!!

「ま・・・前までそんな態度じゃなかったじゃん!!どーしたのよ!」

すると恭ちゃんは少し考えて・・・

「んー・・・なんでだろうな・・・。きっとお前が他の人に貰われるの・・・焦ってんのかもな。」

と・・・軽く微笑んで答える彼。

「恭ちゃん・・・ごめんね。」
「いいよ。お前が悪いんじゃないんだし・・・ほらジャージ。」

すると彼は私にジャージを渡し頭を軽く撫でた。

「わ!・・・恭ちゃん。」
「あいつと別れたら俺のとこ来いよ?」

かぁぁぁぁぁ/////。

「い・・・意味わかんないしっ!!とにかく・・・戻るから!!」


たまに・・・彼の言葉にドキドキしてしまう。
駄目だよ・・・彼氏いるんだから。


ドンッ!!

その拍子に誰かとぶつかった。

「きゃ!・・・・っぁ・・・ごめんなさい!!」

すぐさま立ち上がり相手に駆け寄る。

「大丈夫・・・・あれ?星華?」
「え・・・俊ちゃん!?」

どうしよう!!怪我させてないかな?

「どうしたの?急いでたみたいだけど。」
「あ・・・えっとこれは・・・。」

すると彼は私のジャージに目を向けた。

「それ・・・星華の?」
「あ・・・・ううん。恭ちゃんから借りたの!」
「あ・・・あの幼馴染って人?」

あ・・・あんまり彼のことは口に出さないほうがいいかな?

「うん・・・借りる人いなかったから!あはは・・・。」
「なら俺に言ってくれれば貸したのに。」

少し残念そうな表情を見せる彼。

「え・・・でも悪いかなって・・・あ。」

すると私の髪を優しく触り・・・・キスした。

「俺の星華に他のやつの香りが付くのは嫌だな・・・。」

ドキッ・・・。

「あ・・あの・・・俊ちゃん?」
「何?・・・・あ、嫌だった!?」