「ご、ごめん…。」





謝ることしかできない。





「理由があるんでしょ?あとでたっぷり聞かせてもらうから!」





葵はニカっと笑ってそう言った。





「ありがどう゛…。」





あたしも葵の涙に釣られてしまった。





「さや、そこまでにして早く理事長に挨拶しろ。」





「光希!邪魔しないで!」





その言葉を発したのは、葵だった。





「光希と知り合い?」





あたしが葵に聞いた。





「そうだよ。幼なじみなんだ。」





へー…。