「…よろしく。あたしは、西園寺紗耶香。」





そう言って、手を握った。





星羅はあたしが手を握った途端に、ギュッと思いっ切り握った。





あたしが眉間にしわを寄せると星羅が耳元で、





「あんまり調子に乗るな。」





ドスがきいた声であたしを脅した。





それから、握っていた手を離して、あたしから離れた。





「光希様ぁ。また教室でぇ。」





光希とクラス同じなんだ…。