「光希様ぁ~。」 光希の横に来た綺麗な女の子。 「…なんだ。」 光希は嫌々ながら相手をしている。 「隣の女の子は誰ですかぁ~?」 あたしのことを睨んで、光希にはギラギラな目で見つめている。 この子、光希のこと好きだな。 一瞬で悟った。 「紗耶香は俺の従兄妹だ。」 「そうなんですかぁ~。」 綺麗な女の子がこっちを見て、 「あたし、藤岡星羅っていうのぉ。よろしくねぇ。あなたの名前はぁ?」 そう言って手を差し出した。