宮地高校に近付くと、女の子の歓声が聞こえた。





悲鳴に近い声だ。





「えっ!?何、この声!?」





「本当に毎朝、よく飽きないな…。」





ボソッと光希が言った。





「毎朝こんななの!?ありえない!」





「面倒くさい…。」





校門の近くまで来ると…、





「「「「キャアーッ!!!!光希様ぁ~!!」」」」





効果音ならまさにこの音。





ドドドドドドドッッッッッッッッッッ!!!!!!!





牛が突進するみたいな感じ。