「紗耶香、頭を上げてくれ。」 頭を下げたら、伯父さんがすぐにオロオロしながら、言ってきた。 だから手をついたまま、頭を上げた。 「俺たちはもう紗耶香の親だぞ?だから気にしないでくれ。」 「ゥッ…!…あっ、ありがとうございますッ!」 嬉しくて泣けてきた。