『寮は空か翔達に聞いてください。俺は寮には入ってないので。』


よし。まぁ……これでいいかな?

『あと、弁当持って来てないならここから真っ直ぐ行くと売店がありますよ。』


『それじゃ俺はこれで。』

それだけ言って背中を向けると、小さい声で


「…ありがと。」と聞こえた。

なんだ、お礼言えるじゃん。


『どういたしまして。』


やっと保健室行ける…。保健室に何の用事かと言うと、……ハッキング。

田辺和泉が何者なのか、確認のために見る。


『…チッ、さすがに無いか。』

「また調べものですか?」『そう。』


あ、保健室の先生も悪魔なんだ。しかも王家の下働の人。

あたしの見張りみたいだけどね。