――昼休み――
「――――。でさぁ、おかしいでしょ~!?」
「うんっ、まじあり得ない!!
ていうか流架、また橋本に怒られてたよね~」
学食に来て親友の流架と担任の事を
愚痴りながらお弁当を食べていた。
私はいつもこの麻川流架(アサカワルカ)と
一緒にいる、流架は大雑把だしいつも
変な発言するけど、私はそんな流架と
いて気を使う事も、顔色を伺う事も
しない。
「あー、眠いぃぃぃぃ~。
家に帰りてぇ……」
流架はいつもこんなこと言ってる。
しかも、このあといつも――――――
「早退して帰ろっかな~」
――って、言い出す。
「ちょっと、ズルすんじゃないよ?
一昨日だって夜までずっとゲームで
遊んでたら、頭痛になったとか言って
サボったじゃんっ」
「だから、ズルじゃないよ!!
大丈夫っ、たぶん早退しないよ」
たぶんって……必ずこの言葉で誤魔化そうとするんだから……。
呆れてる私なんか気にせずに、
目の前で黙々とお弁当を食べてる流架。
ほんっと、いつもお菓子も食べてるのに
よく太らないよね…。
視線をお弁当に戻して箸を再び動かそうとしたら……