「まゆ」

「…」

「まゆ!」

「えっ」


「さっきから何回も名前呼んでるのに!」


「璃子、ごめん」



璃子がほっぺを膨らまして、わたしの前に立っている


「はやく体育行くよ」


「あっうん!」