「俺の心配はいいから、

今はまゆの体のことだけ考えて」



少しの沈黙があって、まゆが口を開いた

「ほんとは、すっごく嬉しかったよ」


「ん?」


「はやとが…はやとが、

日本でプレーするって言ってくれたとき」


そう言ったまゆは穏やかな顔をしていた