「小野寺、お前しばらく休め」


「でも、たいか…」


「このままもし、一生サッカーできなくなったらどうする」



隼人の言葉を遮った監督の言葉は、怒りの中に悲しみを含んでいるようだった



「立てるか?」


「…はい

ってぇ…」



隼人は監督に付き添われながら保健室に向かって歩いていった