「からかわないでよー」
「だめだ…この天然」
はぁって2人はため息
ちょっとー?なにー?
天然って…あたし、
全然天然じゃないしっ!
美幸はまた笑って、
あたしはムスッとして
教室に着いた。
「あれ…?何HRって。」
予定黒板を見れば今日の
予定って…
「なんか文化祭の準備で
今週はずっとHRみたい」
全然知らなかった…
確かにうちの学校は
変な時期にやってるし、
力を入れてることも
お兄ちゃんから聞いた事
あるけど…
「すごい時期だね…」
今、12月ですけど…
でも…楽しみっ♪
学級委員がHRを始めて
どんどん進んでいく
「俺らは1年だから、
あんまおっきーもんは
出来ないけど何やる?」
クラスはお祭りモード。
もちろんあたしと美幸も
そして
誰かが言い出した…
「11HRはお化け屋敷に
けって~いっ♪」
美幸は「楽しそうだね」
って言って、あたしも
すっごい楽しみ♪
女子は衣装作り。
男子はセッティングとか
小物作り。
美幸は将来デザイン系の
職業に就きたいらしくて
衣装のカタログ作ってる
裁縫とかそういうのが
大好きなあたし。
なんかこうゆうの楽しい
「美幸も渚もすっごい
クオリティーじゃん♪」
みんなから褒められると
なんかくすぐったい…//
でもそれと同じくらい
嬉しくて照れ笑い…♪
美幸のデザインした服は
本当にすごい…
カッコいいし細かい所も
こだわってて綺麗…
作ってるあたしも
楽しくやっていると、
恋バナ好きの友達から
「ね~渚って今日彼氏に
送ってもらったー?」
まさかの爆弾質問キタ。
「えっ!?えぇっ…//」
口ごもるあたしと
ざわつくクラスのみんな
やっぱ見られてたっ!?
「やっぱそーなんだ♪」
「―…ん//」
あたしは急に
恥ずかしくなって、
また裁縫に没頭した//
教室からは男子の落胆と
女子の冷やかし―…
これから由君に
送ってもらうのは
ちょっと遠慮しよう…。
―――…
「見て!もう7:30!」
教室の外はもう真っ暗。
夢中で作ってたから
全然気づかなかった
部活をやってないあたし
青春ってこんな感じ?
空が暗くなるまで
一生懸命やって、
大好きな仲間と
過ごしてみたり?
―…すっごい楽しい**
「そろそろ帰るか~♪」
誰かの一言でみんなが
帰る支度を始める
あたしも美幸と帰ろ**
「美幸、帰ろっか」
「うん♪」
25人分の衣装を作るのは大変だから、家でも
やろっかな…**
「暗いからみんなで
帰ろーっ♪」
クラスの人気者の
松坂(マツザカ)君の提案
みんなもノリ気で、
美幸も「そうしよっか」って言ってみんなで
帰ることにした。
なんか楽しいなあ♪
「おそい。」
「ごめんなさい…」
ありえねーだろ。
時間はもう8:00過ぎ。
ナギが帰ってきたのは
ほんの2、3分前。
遅すぎだろ…!
俺はずっと待ってたんだ
何かあったんじゃねえかって思ってケータイを
気にしてたのに…
「渚、文化祭の準備だって~」
秋都にだけメールして、
俺にはなんの連絡もない
なんでだよっ…!!
苛々とか色んな感情でナギへの説教は永遠と続く
「由君、分かったよ…」
「そうだ!由季、北高は文化祭準備にアツいからしょうがない。」
って秋都まで呆れ顔…
「これからは俺にもメールして。心配だから」
結局の用件はコレ。
なんつーか重い彼女?
みたいか…?
でもこれくらいしないとマジ心配だから。
って思ってしまう俺は
相当ナギに溺れてる―…
ナギが可愛くて仕方ない
言葉で言うとナギはまた面倒な顔するから、
俺はナギが夕飯の支度をしてるときも、
ご飯を食ってるときも、
ちょっと不機嫌さを出す
って言っても
無口なだけだけど…
でも、ナギの部屋に
入った瞬間―…
「由君、怒ってる?」
「うん、だからさ―…
キスしよっか?」
「えっ!?ちょ…っ//」
――甘い俺が現れる
そんな俺はナギの唇に
俺の唇を近づける。
でも、キスはまだ…
「ね、ナギ。返事は?」
「由君近いよぉ…///」
「そ?ナギ早く…返事」
ナギに近づくだけで
顔を真っ赤に染める
そんな姿が可愛すぎる**
「―…ぃぃ…よ?//」
目をギュッと瞑って
ナギは本当に可愛い…
ナギの赤い唇にそっと
キスをする―…
顔を話すとさっきよりも
赤くなるナギ
まあじ可愛いっ♪
「なんでそんな可愛いの?」
なんでナギにこんな
ハマってるんだ?
なんて思うけど、目の前にいる可愛いナギが
その答えなんだと思う。
「可愛くないからっ//」
ツンってしちゃって♪
「可愛いじゃん。」
からかいたくなる。
そして、俺だけのものに
したくなる―…
「なぁ、ナギ?」
「ん?」
「朝仲良くしてた男」
誰?
って聞いたら束縛する男丸出しすぎるから、
口を濁す…
「え?」
ナギを送ったあとの
ミラーをみたとき、
ナギと美幸ちゃんの間にいた男が見えた…
そっから今日の不機嫌は始まったんだし…
「あぁ…浩太君のこと」
それがどうしたの?
みたいなナギの顔
俺の嫉妬心にナギは
全く気づいてねーし。
直接言うしかねーの?
「…なーんかムカつく」
あっちはナギと
お揃いの制服で、
俺は制服なんて着たら
コスプレになる年齢。
彼氏の俺としては他の男と仲良くしてる姿は面白くない。
「由君待って?浩太君は美幸の彼氏だよ?」
―…は?
あんなにナギと
仲良くしてたのに?
ってゆか美幸ちゃん
ほったらかしだったろ!
「由君…もしかして//」
勘の鋭いナギはニヤニヤしながらこっちを見る…
「んだよ」
「んーんっ♪可愛いっ」
お前が何倍も可愛いし
あーもう…
無邪気そうに笑うナギに
俺の狭い心が余計
恥ずかしくなる…
「ねぇねぇ、由君」
あぁ…なんかナギ
企んでるなぁ~…
不機嫌に何?って聞けば
「今の…やきもち?//」
自分でゆってるくせに
途中から赤面して…
なにそれ?
可愛すぎでしょ?
ヤキモチなんていうの
恥ずかしいから…//
「別に?」
ってそっぽを向いて、
ナギをチラッとみたら
またニヤニヤしてる…
「ん~んっ♪嫉妬♪」
ぽわ~*って笑うナギは
本当になんでこんな
可愛いのか…
「別に嫉妬じゃないし。
でも俺、心狭いから、
他の男と仲良くしたら
不機嫌なるよ?」
ちょっと見下してナギを
見たら、ナギは紅潮。
結局、可愛いってことか
――…
顔を真っ赤にして
もじもじしながらナギは
「じゃあ気をつける//」
だって。
前から思ってたけど
ナギはMっていうか…
押しに弱い。
そこが可愛いけど、
逆に心配だったりする。
他の男から告られたら
どうしよう、とか。
年上なのにナギのことは
全く余裕がない…
でも、今このナギを見てるとからかいたくなる♪
「俺、ナギのこと好きで
好きでしょーがねえもん
あんまり俺のこと
放置しないでね?」
渚ちゃん?って顔を覗く
ナギは目を瞑って赤面に耐えていた―…
可愛い~っ♪
「ナ~ギッ♪」
あまりの可愛さにナギを抱きしめる―…
キャッて言って肩を
ビクゥてさせてやっぱり頬を赤らめる**
なんか幸せ~♪
でもナギは
「もう!由君ってばぁ//あっ…あたしやること
あるからっ…//」
俺の腕からすり抜けて
裁縫を始めてしまった…
文化祭まで、我慢か…