「はい。何ですか、先生」

「あのな、お前佐藤の家知ってるよな?」

「まぁ、道順くらいは…」


「だったら、このプリントを届けてくれないか?」

「はい…分かりました。」

「ありがとう、頼んだぞ。」

「はい。」

先生からプリントを預かり、席に戻っていくと…


「先生何だって?」


「佐藤くんにプリントを届けてくれって頼まれました。」

隣で美奈と話していると、加奈が急に割って話に入ってきました。


「持っていくの、今日?」

「そうですよ。」


「じゃあさ、皆でお見舞い行こうよ!」

「えっ…?」