「何処に行くんですか?」


「ロンドンなんだ。」

「…………ι」


遠いにも程がある…と思いながらも…ロンドンという外国を距離にして考えられない浩多郎はあまり実感がありませんでした…


「もう、帰ってこないんですか…?」


「お父さんの仕事が一段落したら…日本に戻る予定よ」


「いつ…ですか?」



「………半年後だ…ι浩多郎…お前が小学校を卒業するまで居たかったんだが…会社側から催促が来てな…ι半年後でもギリギリなんだよ……」